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『ジョン・ウィック:コンセクエンス』の感想とスピンオフについて

2023年9月22日より日本公開になった『ジョン・ウィック:コンセクエンス』。

シリーズ4作目。キアヌ・リーブス主演のアクション映画。169分もの超大作です。

そのほとんどがアクションシーンで構成され、話も考察が必要となる内容ではないのでお好きな方にはたまらない作品。
私は正直長すぎて途中でほんのちょっと寝落ちしかけましたが、それでもストーリーは完璧に理解できましたよ。

「トイレに行きたくなって集中力が途切れるのがいや」なのでドリンクもフードも買いませんでした。ただでさえ上映時間が長い(回転数が悪い)上にドリンクの売り上げも悪いなんて「映画館泣かせの作品ではないかしら」と心配になります。

しかし、いろんなアクションの見どころが盛り沢山なので退屈するところはありませんでした。

あらすじ

裏社会の掟を破り、粛清の包囲網から生還した伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。地下に身を潜め、全てを牛耳る組織:主席連合から自由になるために立ち上がった。 組織内での権力を得た若き高官グラモンは、聖域としてジョンを守ってきたニューヨークのコンチネンタルホテルを爆破、ジョンの旧友でもあった盲目の達人ケインを強引に引き入れ、ジョン・ウィック狩りに乗り出す。そんな中、日本の友人、シマヅの協力を求めてジョンが大阪のコンチネンタルホテルに現れる・・・。果たしてジョンは、かつて忠誠を誓った世界との決着をつけて、真の自由を手にすることができるのか!?
<ジョン・ウィック:コンセクエンス公式より>

 

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『ジョン・ウィック1〜3』

本編開始前には『ジョン・ウィック1〜3』のあらずじがダイジェストで説明されます。正直ありがたい。

【パート1】殺し屋として引退していたジョン・ウィックは最愛の妻ヘレンの形見となった飼い犬をロシアンマフィアに殺されます。復讐を果たし殺し屋として復帰したジョン。

【パート2】ジョンの元に仕事の依頼が来る。断ると妻との思い出の家を破壊されてしまう。またもや復讐を果たすジョン。しかし、聖域「コンチネンタル・ホテル」で殺しをした為裏社会から追われることに。

【パート3】懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から狙われることになったジョン。犯罪組織を束ねる「主席連合」の首長に追放処分撤回を求めるが、代わりにNYコンチネンタルホテル支配人のウィンストンの殺害を要求される。

のような感じなのですが、見どころはアクションなので「キアヌ・リーブス狙われてるな〜」と思いながら見ればOKな映画です。

そして、【パート4】の今作もずーっとドンパチでした。因みに、エンドロール後にも少しだけ映像があるので最後まで見てくださいね。

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『ジョン・ウィック4』

もちろん主人公ジョン・ウィックはキアヌ・リーブスが演じています。驚くべきはアクションシーンもほとんどキアヌ自身が行なっているということ。今59歳ですよ。すごい運動量です。

ジョンの友人で「大阪コンチネンタル・ホテル」の支配人・シマヅ役は日本が誇るアクションスター真田広之。殺陣はもちろん佇まいもかっこいい。

盲目の殺し屋ケインを演じるのはドニー・イェン。中国出身のアクションスターで『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』では盲目の戦士チアルート・イムウェを演じています。

この三人が古くからの友人という設定でとにかくイケオジたちがカッコ良すぎる映画。一流のアクションスターが入り乱れてのトンデモかっこいいアクション映画になるわけです。

 

ここから少しネタバレあり

日本の「大阪コンチネンタル・ホテル」が舞台となるシークエンスがあり、そこではアメリカ人が好きそうな日本の世界観が広がります。リナ・サワヤマ演じる支配人の娘・アキラの名前はアニメの『アキラ』のオマージュ。力士や手裏剣や和弓や刀が活躍し、絵的にもいろんな戦闘パターンが見れたシークエンスです。

真田広之は大好きな俳優さんだけども『ブラッド・トレイン』しかり、ほぼ同じような役柄しか演じてないのが残念。そろそろ他の役柄でハリウッドでの活躍が見たいですね。

ドニー・イェン演じるケインはラーメン啜ったりチャイムを設置したりとコミカルなシーンも多く和む役どころですが、アクションシーンはしっかりかっこいい。
監督は座頭市をイメージしたけどドニーが他のアプローチでいきたいと言って殺陣や衣装が変わったらしいですが、それは正解ですね。

この映画は過去の名作への目配せが多くて思わずニヤリとするシーンも多いのですが、アメリカ産映画は中国人、日本人にあてがわれる役のイメージがワンパターン過ぎて「またか」となるので意見してくれたドニーは素晴らしい。

パート4での最大の敵・グラモン卿は「いけすかない若いイケメン嫌味系貴族」。この表現をすればその役回りや最後が想像できますが、まさにベタにそういう人物でした。意外性がないところが良い。出てくるたびに変わるトラッドでお洒落な衣装が素敵でした。

Mr.ノーバディは最後まで名前の出ない「とある殺し屋」。黒人で相棒が犬で敵なのに味方ムーブをかますポリコレの権化。スポット的に活躍するかと思ったら案外ストーリーを通して出てきました。

その相棒犬の名前は・・・多分出てきませんでした。ご主人様と一緒にアクションして敵のナッツを噛みます。

ジョン・ウィックといえば犬。犬好きに悪い人はいないし、犬の命は人より重い。そしてこの世界に猫はいない。

そしてやはりアクションシーン。主人公のアップシーンももちろんありますが、多数対多数の戦闘も見応えたっぷり。カメラも引きで撮影して現場の状況がわかるシーンが豊富です。俯瞰で撮影したゲーム画面っぽいカットも秀逸。しかもそのシーンはCGではないとのことでこれには驚きました。

ハンドガンで軽快に敵にパラパラと弾を打ち込むことが多いのですが、火を吹くショットガンでドカンと一発敵を仕留めるシーンもかっこいい。

凱旋門のラウンドアバウトで車が行き交う中での銃撃戦。何がすごいって、一般人の車が高スピードで行き交う中での戦闘なので、一般車に何度も轢かれそうになります。歩行者(ジョン)がふらふらと歩いている(戦闘中)ところを速度も緩めずガンガン飛ばしてガンガン跳ね飛ばす一般車。
ベルリンのクラブでも一般人が銃撃戦を気にせず踊り狂っています。戦闘が日常の世界?とにかくこの世界は人の命が軽い。

ラストの階段落ちも凄かった。何度も何度も同じことやってるけど、それがいい。59歳(キアヌの年齢)の体力でアクションの果てに何度も何度も登っていくのは涙ぐましいし、かつての友人が合流して士気を上げていくところもドラマチック。

というわけで、『ジョン・ウィック4』は最高のアクション映画なわけですが、主人公のジョン・ウィックの旅はここで終わりそうです。続編『ジョン・ウィック5』も準備中とのことですが、どんな話なのか今から楽しみですね。

また、『ジョン・ウィック』シリーズのスピンオフ映画『Ballerina(原題)』の全米公開日が、2024年6月7日に決定しています。

主演はアナ・デ・アルマス。暗殺者を育成する組織「ルスカ・ロマ」で訓練された暗殺者「バレリーナ」を演じるとのこと。こちらも楽しみです。

 

「ザ・コンチネンタル」

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あらすじ

「ザ・コンチネンタル」はジョン・ウィックの世界を象徴する、暗殺者が集うホテルの起源を描くミニ・シリーズ。1970 年代のニューヨーク、ウィンストン・スコットは兄がコンチネンタルホテルを襲撃したことによって勃発した、巨大な陰謀に挑むメンバーを集める。血で血を洗うこのアクションドラマでは、家族愛、運命、そして復讐を描いている。<アマゾンプライムビデオより>

『ジョン・ウィック』にハマった人なら絶対気になる作品です。AmazonのprimeVideoでぜひ見てみてくださいね。

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