「ゴジマイ」の愛称で映画公開時から大人気となった『ゴジラ-1.0』(ゴジラマイナスワン)
アカデミー賞では日本の映画として初の視覚効果賞を受賞しました。
そんな人気作が2024年5月3日よりAmazon prime 会員向けの配信サービス「Prime Video」で見放題独占配信が開始されました。
『ゴジラ-1.0』とは
あらすじ
第二次世界大戦末期の1945年。特攻隊員の敷島は零戦の故障のため小笠原諸島の大戸島にある守備隊基地に着陸する。その夜島の伝説の生物ゴジラが基地を襲撃し、隊は全滅してしまう。終戦を迎え東京に戻ってきた敷島は見ず知らずの子供を育てる典子と知り合い共同生活を送ることとなる。2年後、やっと復興の兆しが見えてきた東京に巨大化したゴジラが現れる。戦争で焦土と化した日本をゴジラが再び襲う。戦後0となった日本がマイナスへと叩き落とされるのだった。
監督・脚本・VFXは山崎貴。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。CGによる高度なビジュアルを駆使した映像表現・VFXの第一人者。『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』など話題作を多数制作しています。
予習は必要?
初代のゴジラは1954年に公開。水爆実験によって怪獣ゴジラが生まれ日本を襲うという内容で、被爆国である日本が作った核が題材の映画は日本はもちろん海外でもヒットしました。
初代のゴジラは放射能、戦争、の反戦のメタファーとして描かれ大人も夢中になる特撮のコンテンツでしたが、その後の昭和シリーズと言われる作品は時代に合わせて子供向けファミリー向けにその内容をシフトしていき、ゴジラもヒーローとして描かれるようになっていきました。
2016年に公開された『シン・ゴジラ』。政治家を中心とした群像劇となっておりその年の邦画実写映画1位を達成する大ヒット。各批評家より絶賛の声があがりました。『シン・ゴジラ』は第1作目の映画とは世界観が繋がっていないという設定でした。
そして『ゴジラ-1.0』。今作は初代ゴジラよりも前の時間軸に現れるということで、こちらも第1作目の映画とは世界観が繋がっていないということになります。
しかし、作中にガイガーカウンターや黒い雨が登場するなど「核」が描かれており第1作目を意識した作品となっています。
つまり『ゴジラ-1.0』はどのゴジラ作品とも世界観が繋がっていないため予習の必要はありません。さらに、『シン・ゴジラ』とはアプローチが真逆のため、ゴジラ作品がまったく初めてでも安心して見ることができます。
評価は
公開3日間の興行成績は、観客動員64万8,600人、興行収入10億4,100万円を記録しました。
前作の『シン・ゴジラ』の公開3日間の対比では、興収122.8パーセント、動員数114.7パーセント。2024年3月3日までの公開122日間で観客動員392万人・興行収入60.1億円を記録。2023年に日本公開された実写映画の中で、唯一60億円を突破した作品となりました。
アカデミー賞では日本の映画として初の視覚効果賞を受賞し、スティーブン・スピルバーグも本作を絶賛しました。
『ゴジラ-1.0/C』
モノクロ映像版の『ゴジラ-1.0/C』(ゴジラ マイナスワン マイナスカラー)も「Prime Video」で見放題独占配信が開始。
ドキュメンタリーのような恐怖を感じるゴジラを目指した作品で、『ゴジラ-1.0』でハマった人には是非おすすめです。
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